2009年 06月
五苓散
[ 2009.6.10(水) ]
今回はひきつつき、口腔乾燥症の症状改善に処方される漢方のなかの一つ、五苓散を紹介します。
体力問わず、舌に歯痕がみられる口渇ならびに尿量減少のみられる方に適応です。
舌への歯痕は、体内の水分代謝が不十分である場合の漢方的所見のひとつです。
構成生薬
タクシャ・・・オモダカ科 利尿、止渇、小便不利、頻数、口渇 めまい
ソウジュツ・・・キク科 抗消化性潰瘍作用、利胆作用、抗炎症
チョレイ・・・サルノコシカケ科 口渇、小便の出にくいもの
ブクリョウ・・・サルノコシカケ科 鎮静、利尿、強壮
ケイヒ・・・クスノキ科のシナモンの樹皮または周皮の一部をのぞいたもの。 発汗・解熱・頭痛・疼痛
保湿剤とは・・・
[ 2009.6.9(火) ]
口腔乾燥症には、漢方はもちろんのこと、色々な保湿剤で対応することもあります。
これらの保湿剤を口の中に用いると唾液腺が刺激され唾液がジワーと出てきます。
その他、唾液腺をマッサージする方法もあります。次回、ご紹介いたします!
お口の渇きの原因は?続き・・・・
[ 2009.6.1(月) ]
お薬をたくさん飲んでいる方は、お薬の副作用で、唾液の分泌量が少なくなっていく可能性があります。主治医の先生と相談の上、薬を減らすことができるなら、お口の乾きも改善されるかもしれないです。どうしても生活していくうえで必要なやめられない薬もあるでしょう。そのようなときには、スプレータイプや、塗り薬などの保湿剤で対処するのもいいでしょう。
あるいは、治療法の1つに漢方薬もあります。
お口の乾きに効く漢方もあるのです。年齢によっては、生理的な現象もあるので、改善することが治療の目標になってくるかと思います。
お気軽に、スタッフにご相談下さい。